どうも、Toshi(@nenpi1986)です。
スペインに到着し、早一週間が過ぎました。現在はインターンシップをやろうと地元のエージェントと打ち合わせをしている最中です。面接は今週中にセッティングしてくれるだろうということで期待半分不安半分といったところです。
実際の職場の雰囲気については後日ここで発信できたらいいなと思っています。
ところでスペインというと今現在経済危機のまっただ中であり、実際自分も着いてみるまでどんなものかなーと思っていましたが、思った以上に深刻そうであるというのが今の所の結論です。
まずマドリード中心街である、プラサデソル近辺ですら閉まっている店をちらほら見かけます。また、デモも毎週のように行われているのが現状です。デモの中心となっているのは学生で、若年層失業率は40%を超えていることが主な原因です。大学を卒業しても職にあぶれる若者が増えています。英語に不慣れなこと、内向きな国民性(スペイン人同士だと非常に社交的ですが)など恐ろしく日本人に似ている点がスペイン人にはあります。僕はこの状況を肌で感じてこれは他人事ではないなと感じました。
物乞いの数も僕が2年前にマドリードに住んでいた頃より増えています。今日マクドナルドで食べていたら、店内にまでお金を求める人がやってきました。治安も依然と比べて悪化しているのかもしれません。マニラよりは安全だとは思いますが。
初めの職に就きにくくなっている現状では、実務経験のない若者は1番最初に影響を受けます。大学まで行って働く意志があるのに職が見つかりにくいという環境では、将来に不安が募るばかりです。聞く所によるとエラスムスという欧州間の交換留学制度を利用してドイツなどの国に留学、そのまま就職する流れや同じスペイン語が使われている中南米の国々へ職を求める人々が増えているとのこと。日本人との違いはスペイン語圏であるから外に出やすいという点でしょうか。ただ、家族間の結びつきが強いことから外に出たがらないスペイン人が多いのですが。しかし、この状況ではそうもいってられないですから、他国へスペイン人求職者が増加する流れは加速化するのは避けられないでしょう。
自国の経済にのみ乗っかる生き方のリスクをスペインは示してくれています。自国経済が危機に瀕したとき強い人は、他に生きる場所、人のつながりを持っている人です。僕たちが目指すところは、いつ計算できないリスクが降り掛かっても他の選択肢を持っていること。nomadshareプロジェクトは海外でシェアハウスを運営することがメインとなりますが、その他にも人のつながりを様々な国で構築し、海外情報をシェアすることも目指しています。5年、10年、あるいはもっとかかるかもしれませんが、長い目で見てやってよかったと思えるようなモノにしていきましょう。
それではこのへんで。
スペインってこうだったんですね。
勉強になりました〜。